タイガとレオの未来昭然

小学生男子2人との日々の格闘を綴る子育て記録です

【大学研究施設見学】CTとか分子とか電子顕微鏡とか

今日はタイガと、地元の国立大学の大型精密機器高度利用セミナーに参加してきました。
生命科学総合研究支援センター機器分析分野が所有する研究施設の見学および実技体験を通して、先端科学の楽しさを実感する機会を提供するという催しです。
 
 
【X線マイクロCTスキャン】

人間を撮る医療用のCTではなく、小さな物を撮る小型のCTで
魚やドングリ、チョコ菓子などの断層画像を見ました。
普段の研究でどんなものを撮っているのか聞いたところ
煎餅やパンですって。
へ、へえ・・・。柔らかい非生物は実際に切って断面を見ればいいんじゃない?という気もするので
それが研究になるとは驚きでした。
魚の骨の構築画像は面白かったです。
 
 
【分子模型製作】

f:id:miraisyouzen:20170811195526j:plain

まず、炭素の同素体の分子模型を作りました。
一番簡単なのはダイヤモンド(三角のやつ)
次にグラファイト(六角形の層)
タイガは一番難しいフラーレン(六角と五角の組み合わさった球体)にチャレンジしました。

f:id:miraisyouzen:20170811200419j:plain


そして、発泡スチロールを使った分子モデル作り。

f:id:miraisyouzen:20170811200434j:plain

電熱カッターで切ってボンドで貼ってつくります。

f:id:miraisyouzen:20170811195555j:plain

左から、水素分子、水分子、メタン分子です。

終了間際、タイガがあわててこそこそっと何か作っていると思ったら

f:id:miraisyouzen:20170811195607j:plain

これなーんだ?
Cが2つにHが5つ、それにOHがついているから
エタノール、と答えると

「ブーッ、ワンちゃんでーす」

・・・・・まあいいけどね(ノ_-;)
 
 
【分光・化学発光】

まず、空き缶とCDを使って分光器を手作りしました。
これで蛍光灯の光を見るとスペクトルに分かれていて楽しいです。

f:id:miraisyouzen:20170811195708j:plain


それから炎色反応を見ました。
オーソドックスなところで、リチウム、ナトリウム、カリウム、銅、ストロンチウムの化合物の水溶液が用意されていて
これを白金線につけてバーナーで熱してどんな色が出るか観察しました。
私、炎色反応大好きで、今でも花火を見ると「赤い色はリチウムで紫はカリウム、緑は銅を使ってるんだよ~」と子供たちに説明を始めてしまいます。

最後に、ルミノール反応を見る実験をしました。
ルミノール反応は、ルミノールが水酸化ナトリウム塩基性)中で、過酸化水素により鉄イオンや銅イオンなどに触媒されて酸化され3-アミノフタル酸を生じる反応だそうで
よく殺人現場などで鑑識が血痕を確認するために行うルミノール反応は、血液中のヘモグロビンに存在する鉄錯体が触媒として働き、青色の蛍光を発色しているんですとな。

f:id:miraisyouzen:20170811195727j:plain

 
 
電子顕微鏡・デジタルマイクロスコープ】

自分で電子顕微鏡で観察したい試料を持って来て見ました。
タイガは、グラニュー糖と食塩と藻塩とブラックペッパーを用意したんだけど
期待したほど形に差が無かったわ・・・
今使っている藻塩、えらい安かったけどもしかしたら普通の食塩に色だけつけたインチキかしらね?
やっぱり昆虫とか見て楽しいものを試料にすればよかった・・・

f:id:miraisyouzen:20170811200512j:plain


今回使ったのは、走査型電顕。
私、昔、透過型の電顕を使う仕事をしていたのですが
見るものもウイルス探しで、砂浜に落ちたコインを見つけるような忍耐の作業でしたわ~。
走査型って試料の処理も無くて作業が楽ちん、画像も楽しいですね。
 

【カメラ】

超高速度ビデオカメラを使って、決定的瞬間を撮影しました。
普通のビデオカメラは1秒間に30コマの撮影ですが、このカメラは1秒に4000コマの撮影が出来るそうです。
しかしメモリーを喰うので録画出来る時間はたったの2秒。
決定的瞬間を捕らえるために、スタートトリガーではなく、センタートリガーやエンドトリガー(事故のちょっと前からの記録映像を残す車載カメラみたいなもん)を活用するという説明が面白かったです。
実際に、水風船が割れる瞬間、クラッカーが弾ける瞬間などを撮影して、とても面白い映像が見られました。

f:id:miraisyouzen:20170811195759j:plain


あと、パスタは両端を持って半分に折ろうとすると必ずふたつではなく4~5片に折れてしまうという話。
これけっこう有名な話らしいのですが、私いままでパスタを茹でる時に半分に折ろうとしたことが無かったので全然知りませんでした。(折ると食べにくいのでは?)
その瞬間を超高速度カメラで写して、力のかかり方がどうだのこうだの解析するのに使ったり
面白いですね。

f:id:miraisyouzen:20170811195820j:plain

お次は、赤外線を捉えるサーモグラフィー
これを使った実験で面白かったのは、ゴム風船をびよーんと伸ばすと
その部分の温度が上昇するんです。
伸ばした状態で振って温度を均一にして元に戻すと、その部分が今度は温度が低下!
すごく面白かったです。
 
 
今回のセミナーは私の得意分野の化学・科学実験ということもありとても楽しかったです。
大学のおおらかなゆる~い雰囲気も味わえました。
ただ残念だったのは、このセミナーは基本中学生を対象としたもので、それにおまけして自然科学に興味のある小学生高学年と記されていたので、レオは夫にお願いして家に残してきたのですが
低学年の妹さんも同伴している人がいて、なーんだもしかしてレオも参加出来たの?とがっかりしました。
しかしその子が加わったことで、本来の参加者の器具が足りなかったり、小さい子なので優先して何度も操作させてもらったせいで本来の参加者に一度も操作させてもらえなかった人が出たりで、同じグループになった人はなんだか可哀そうでした。

タイガは電顕でトンボの頭を見たのと、フラーレン分子を組み立てたのが特に楽しかったそうです。
いろいろ体験して興味の分野を広げて欲しいです。

f:id:miraisyouzen:20170811195852j:plain


そうそう、お土産で原子の周期表のポスターをもらったのですが
どこまで言える?とタイガと競争して、私は第4周期まででしたが
タイガは第六周期のランタノイドの前までは言えました。
へー、エレメントハンターってNHKのアニメで周期表を覚えたのはタイガが5歳の頃ですが
けっこう覚えてるもんですね。
 

にほんブログ村 子育てブログ 小学生の子へ
↑「小学生の子」話題のブログランキングはこちら